株式取引のリスクとは
大規模金融緩和を中心とした経済政策アベノミクスの導入によって、世界的に株高が続いています。
そうした経済的な事情を背景として、日本でも株式投資が盛んになってきました。かつては、株式投資というと、証券会社の窓口に出向かなければなりませんでした。
ところが、今ではインターネットに接続できる環境さえあれば、手軽に株式投資ができるようになっています。
インターネットの株取引は、様々な証券会社が行っており、それぞれにつかいやすさに工夫を凝らしています。
また、手数料などでも、優位さを競いあっています。
こうして、個人投資家を中心に、盛んになってきている株式投資ですが、株式取引で利益を継続的に出すのは容易ではなかなかありません。
やはり、個人投資家と機関投資家では、情報量と資金力も異なるだめです。
投資家が、株式投資で成果を出すのは、思った以上に簡単ではありませんが、その点、投資信託なら、プロの投資家が運用してくれるので、株式投資に詳しくなくても、利益を期待することができます。
投資信託は、一般的に、毎月、お金を積み立てていく仕組みになっています。
ただし、投資信託も、経済的な環境の変化によっては、思わぬ損失をこうむることもしばしばあります。
現在では、世界的に金融緩和政策がおこなわれていますが、こうした金融政策も、いつまで続いていくのかわかりません。
現在の株高は、世界的な金融緩和によって支えられているといわれています。いわば、国家や中央銀色が株の買い手となっているような状況です。
また、金融緩和の終了とはいかなくても、テロや戦争が発生したり、災害が起きてしまうことで、株価の下落が発生することがあります。
問題は、こうした株価の下落が世界中で、連鎖的に発生しやすくなっていることです。これは、株取引が、コンピューターで行われるようになってきたことと関係があると言われています。
一端、コンピューターが株価の 下落を予測すると、高速で注文を出してしまうためだといわれています。
そのため、最近でも、一日で千円ほども、日経平均株価が下落してしまったことも、数回ありました。
こうした下落が大規模に発生ことで、歯止めがかかりにくくなることもあります。
そのため、投資信託で、株取引をするといえども、絶対に安心ということはなさそうです。株取引を始めるにあたっては、そうしたリスクを十分に認識した上でおこうべきではないでしょうか。